地元住民の愛で咲かせる
紅屋峠の千本桜。

峠一面に1,000本以上の桜が咲き誇る紅屋峠千本桜。訪れた人々が思わず息を飲むような美しい景観を楽しむことができます。この桜は地元住民が地域の活性化を願い、植樹から維持管理まで丹精込めて行っており、里親制度のある桜については、里親が愛情深く育てているものです。

令和6年からは、桜の保全活動を行う「紅屋峠千本桜の会」や地元自治会、消防団、交通安全協会などが協力し、桜まつり実行委員会を立ち上げて活動しています。地元商店との協力でキッチンカーの出店や休憩スペースの設置、桜を使ったアクセサリーの販売などを行いました。これらの取り組みが多くの来場者を呼び込み、地域活性化に大きく貢献しています。

この自治体について

伊達市は福島県の北端に位置し、阿武隈川流域の平坦地と阿武隈山系の丘陵地、山間部から構成されています。

基幹産業は農業で、国内有数の桃の産地として知られ、夏秋きゅうりや干し柿をはじめ、いちご、ぶどう、りんごなど四季を通じてさまざまな果物が楽しめます。

人口は約57,000人ですが、少子高齢化と人口減少が進み、厳しい状況にあります。その中でも、「伊達市版ネウボラ」を通じた子育て支援や、「健幸都市宣言」に基づくまちづくりを進めています。