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About桜AIカメラとは

いつも撮っている桜の写真から
桜の健康状態や樹齢がわかる
晴れ風ACTIONの新しい取り組みです。
KV
開発担当者が語る、桜AIカメラにかける想い
「さらに一歩進んで、
桜を守るためにできること」
キリンビール株式会社 マーケティング部 塩田 梨沙
寄付などを通じて樹木医や自治体と桜の保全活動をしてきた「晴れ風ACTION」。
今年は、みんなの写真が、桜を守ることにつながる「桜AIカメラ」をはじめます。
これまでのお花見は「見る」ことが中心でしたが、これからは「守る」お花見へと変えていきます。
ビールからの恩返し
春のお花見、夏の花火大会。そんな季節の風物詩とともにビールは楽しまれてきました。しかし今、地域人口の減少、少子高齢化、資金不足などの理由で、私たちが慣れ親しんだ日本の風物詩が消失の危機にさらされています。だから、今度はビールの方が、桜や花火に恩返しする番だと思います。
桜の高齢化と保全の必要性
日本各地の桜は今、深刻な危機に直面しています。戦後の復興期に植えられた多くの桜が樹齢60〜70年を迎え、高齢化が進んでいます。高齢化した桜の中には、植え替えや剪定、害虫駆除などの保全が必要なものもあります。しかし、十分な対策がとられないまま放置されると、日本の春の風物詩であるお花見が、将来的にはできなくなるかもしれません。
全国に広がる桜保全の輪
桜の保全の問題を解決するために、2024年に「晴れ風ACTION」がはじまりました。この活動では、「キリンビール 晴れ風」の売上の一部を桜の保全活動へ寄付し、樹木医や自治体と連携しながら、全国の桜を守る取り組みを進めています。2025年には、活動に参加する自治体が倍増し、94の自治体が協力するまでに広がりました。
桜の保全は、まず知ることから
日本には1,741の自治体がありますが、それぞれの自治体で桜の管理状況には大きなばらつきがあります。晴れ風ACTIONの活動を進める中で、より多くの桜を守る方法を模索していました。そんなとき、樹木医や自治体の方々から「桜の保全の第一歩は、まず桜の状況を知ること。しかし、桜のデータが不足しているのが現状。」という話を聞きました。自治体が独自に桜の調査を行うには、多くの人手と莫大な費用が必要になることもわかりました。そこで着目したのが、桜が咲く時期になると、多くの人がスマートフォンで桜を撮影するという事実です。「地域の人たちの力を借りて、桜のデータを集められないか?」と考え、「桜AIカメラ」の開発に至りました。
※ 実際の報道をもとに作成。
「桜AIカメラ」の仕組みと活用
「桜AIカメラ」は、独自のAI技術を活用し、スマートフォンで撮影した桜の写真から、桜の健康状態である元気度や樹齢が判定できるカメラです。まるで人間の健康診断のように、桜の状態をチェックできるのが特徴です。
撮影された写真やデータは、全国の自治体に共有され、桜保全データベースとして活用されます。撮影された写真やデータは、自治体専用のWebサイトを通じて、全国の自治体に共有され、桜保全データベースとして活用されます。 自治体専用のWebサイトでは、 桜の適切な保全や管理を目的として、自治体ごとの桜のデータの閲覧、サマリーデータ(集計結果)の確認、PDF形式でのダウンロード ができます。
例えば、集まったデータをもとに、桜の健康状態が悪化しているエリアを特定し、自治体や樹木医が適切なメンテナンスを行えるようになります。また、桜の樹齢を把握することで、計画的な植え替えや保全活動を進めることができます。
「桜AI」の開発プロセス
AI開発のために、まず約5000件の学習データを収集。その後、画像内の桜を正確に認識するために領域判定(セグメンテーション)を行い、桜の樹形や樹勢、幹の太さや模様といった特徴を抽出。それらの特徴データと診断結果をディープラーニングさせることで、桜の元気度や樹齢を判定できるAIを開発しました。
桜の元気度と樹齢について
元気度や樹齢の判定AIは、樹木医の監修の元、関東の‘ソメイヨシノ’を対象に開発しております。元気度は、全国の自治体が行う桜の保全活動をお手伝いするための目安として用いられます。2025年3月17日時点での元気度の判定精度は、開花前が約90%で、開花時が約60%です。現状は、開花時のデータが不足していますので、今年の春に皆さんから集まった写真を学習して、さらに精度向上を目指していきます。
「元気度」の低い桜や「樹齢」が高い桜は、必ずしも倒木などの危険がある桜ではありません。
元気度
とっても元気から気がかり
元気度は、「とっても元気」から「気がかり」までの5段階で判定しています。
推定樹齢
樹齢
樹齢
樹齢
樹齢
樹齢
5年から80年
樹齢の推定には、2種類の方法があります。缶(350ml)と一緒に撮影した場合、幹径と樹皮の状態から樹齢を推定します。幹のみで撮影をした場合、樹皮の状態から樹齢を推定します。精度がより高い缶(350ml)と一緒に、ぜひ撮影をお願いします。
桜の成長は、気候や土壌などの影響を受け、場合によって、大幅に誤差が生じることもあります。また、正確な樹齢を知るためには、植樹時期の記録や年輪を調べる必要があります。そのため、「桜AIカメラ」の「推定樹齢」は目安として提供を考えており、桜の高齢化に気づき、保全のきっかけとなることを目的としています。
元気度
とっても元気から気がかり
推定樹齢
樹齢
樹齢
樹齢
樹齢
樹齢
5年から80年
「見る」から「守る」花見へ
「桜AIカメラ」により、これまでの「見る」お花見が、これからは「守る」お花見へと意識を変えていくことができます。いつも撮っている桜の写真をご活用いただくことで、誰でも簡単に桜の保全活動に参加できます。「桜AIカメラ」で集まったデータを桜の保全活動につなげていくために、ぜひこの取り組みにご協力ください。
みんなの力で、お花見を未来へ。
ぜひ、桜AIカメラで撮ってみてください。